西宮の地名の起こりと廣田神社

皆さん、ご存じでしたか?

廣田神社は、最古の国史書「日本書紀」に記されている兵庫県第一の古社(旧官幣大社)です。

京の都から西方にある特別に重要な神社ですので、中世の貴族達は「西宮」と別称し、当社への参拝を「西宮」参拝、「西宮」下向と称しました。平安時代の百科事典である『伊呂波字類抄』をはじめ、本居宣長『古事記伝』、伴信友『神名帳考証』にも廣田神社を【西宮】と称したことが記されています。後に、「西宮」の語は廣田神社の荘園である廣田神郷(神戸市東部〜尼崎西部、有馬、猪名川に及ぶ)全体の地名として使われるようになり、近世には末社の南宮や、戎社(現在の西宮戎神社)のある浜南宮を中心とした地域(旧西宮町)の地名となり、現在は西宮市の名称へと受け継がれています。

また、阪神タイガースの必勝祈願でも知られています。

今年はもう時期が過ぎてしまいましたが、4月上旬にはコバノミツバツツジが境内一帯に咲きます。

これは、本当に見事です。

西宮市は他にも神社がたくさんあります。住みたい街に選ばれる西宮は、神様に守られた聖地です。